月光がさしこむ
本来の使い方ではないから
ベッドが狭いと思う
やわらかくて少しつめたい肩にふれる
いつのまにか
きみの香りがシーツ一面に染みている
明日ねむるときまで
同じつよさで残っていることを想う
きみをいま揺り起こして
夢の内容をおしえてもらうような
上手なコーヒーの淹れ方をたずねるような
勇気のないわたしは
黄色いビスケットを代わりに口に運ぶ
ほろほろと
わたしの水分をビスケットが奪う
詩会クレプスカ
月光がさしこむ
本来の使い方ではないから
ベッドが狭いと思う
やわらかくて少しつめたい肩にふれる
いつのまにか
きみの香りがシーツ一面に染みている
明日ねむるときまで
同じつよさで残っていることを想う
きみをいま揺り起こして
夢の内容をおしえてもらうような
上手なコーヒーの淹れ方をたずねるような
勇気のないわたしは
黄色いビスケットを代わりに口に運ぶ
ほろほろと
わたしの水分をビスケットが奪う